トラブルシューティング
PLS4.75 & PLS6.75 & PLS6.150D

PLS4.75 & PLS6.75 & PLS6.150Dのトラブルシューティングです。

PLS4.75 PLS6.75 PLS6.150D

A)パソコン画面に「LOW BATTERY」または「電池残量低下」と表示されて加工機が動かない。

対処方法

  • レーザー機の火災センサー用電池消耗の為、交換が必要。通常市販品の9V乾電池が必要です。
  • 推奨メーカー Energizer/東芝/SONY/マクセル/(全てアルカリ)[取扱い説明書4-8 参照]
    電池交換をしても改善しない場合はセンサー基盤故障が考えられます。技術課へ連絡して下さい。」

B)「ピー」という火災センサー音が鳴っている。

対処方法

  • 火災センサーテストボタンが押されている。[取扱い説明書最終ページ 参照]
  • 火災センサー感知温度に加工機が達している。
    加工機内で燃焼がないか、加工機温度が高すぎないか確認する。
  • 火災センサー用電池異常、または基板異常。電池を取外して技術課へ連絡して下さい。[取扱い説明書4-8 参照]

C)レーザー機の電源が入らない。ディスプレイのLEDは点灯する。

対処方法

  • レーザー機とパソコンのUSBケーブル接続部分が緩んで入ないか両側とも確認。
  • 他にUSB機器がついている場合は正しく取り外して、再度レーザー機を接続しなおしてみる。
  • パソコンとレーザー加工機を再起動する。
  • パソコン接続がUSB3.0を使用している。ドライバーバージョンを5.34.54.31以降へ変更する。
  • AC電源付USBハブを使用して、レーザー機をUSB接続する。すでに接続している場合は取り外す。
  • パソコン側のUSBケーブル差込ポートを別の場所へ変更する。「新しいハードウェアの検索ウィザード」が始まった場合は[取扱い説明書4-8~9 参照]
  • 上記を行っても改善しない場合は基盤故障が考えられます。技術課へ連絡して下さい。

D)レーザー機の電源が入らない。ディスプレイのLEDも点灯しない。

対処方法

  • レーザー機の電源ケーブルが抜けている。または接触不良を起こしている。レーザー機側とコンセント側を一度抜いてから、再度接続し直して確認する。
    レーザー機側電源ケーブル位置は正面からみて加工機右側です。
  • 電源昇圧トランスが稼働していない。または故障している。
    電源トランスのランプがついているか確認する。
  • 電源昇圧トランス、またはレーザー加工機の電源ヒューズが切れている。ヒューズを交換する。ヒューズは電源ケーブル差込位置にあります。詳しくはこちら
  • レーザー機入力電圧が低い。AC200V(電灯線)またはAC100V(交流)が出力されているかコンセント部分で測定する。
  • 上記を行っても改善しない場合はレーザー機内部部品の故障が考えられます。技術課へ連絡して下さい。

E)レーザー機の動きは正常に動くが、レーザービームが弱い、または出ていない。

対処方法

  • トップドアセンサーが感知していない。キーパッド横のLEDを確認してトップドアを閉めて下さい。(赤いレーザーポインターが照射されている時はドアが開いています)[取扱い説明書6-4 参照]
  • レンズ、ミラー類が正しく取り付けられていない。または汚れている。[取扱い説明書7-3~4 参照]
  • 材料の高さ調整が適正でない。[取扱い説明書9-10~11 参照]またはレーザー加工できる材料ではない。
  • レーザー発振器温度が適正でない。5℃~35℃以内になる様に室温を冷却、または暖気する。冷却ファンフィルターを清掃する。[取扱い説明書7-5 参照]
  • ソフトウェアのデータ、またはプリンタードライバーの設定が正しくない。RGBカラーと設定値を再確認する。 UCPの履歴を使用し、正常に加工できたデータを加工してみる。[取扱い説明書後半 Advanced 解説書3/8 参照]
  • レーザー加工機の認識不良の可能性があるので、「UCP画面に電源ボタンが出てこない。または電源ボタンが赤く光らず、クリックできない。」に記載されているUSB接続の改善方法を行う。
  • レーザー機の火災センサー用電池消耗。交換を行う。[取扱い説明書4-8 参照]
  • 上記を行っても改善しない場合はレーザー発振器の消耗が考えられます。技術課へ連絡して下さい。

F)彫刻加工が二重になる、品質低下等。

対処方法

  • レンズ、ミラー類が正しく取り付けられていない。または汚れている。[取扱い説明書7-3~4 参照]
  • X・Y軸駆動部分が汚れている。[取扱い説明書7-2 参照]
  • 材料の高さ調整が適正でない。[取扱い説明書9-10~11 参照]またはレーザー加工できる材料ではない。
  • エアーアシストホースが引っかかっている。レーザー機電源を消し、レーザー照射部分を手で動かして確認する。
  • 駆動部品消耗の為、調整が狂っている。駆動部品の交換が必要。一時的な調整は[取扱い説明書 プリンタードライバ設定マニュアル 4章 18ページ 参照]
  • 集塵機能低下による煙などの影響。集塵機フィルター類の交換。吸排気ダクトに損傷等が無いか確認。排気ブロワ―吸排気口にあるネットを清掃。
  • レーザー加工機の認識不良の可能性があるので、「レーザー機の電源が入らない。ディスプレイのLEDは点灯する」に記載されているUSB接続の改善方法を行う。
  • 上記を行っても改善しない場合は、技術課へ連絡して下さい。

G)切断加工の品質低下。

対処方法

  • レンズ、ミラー類が正しく取り付けられていない。または汚れている。[取扱い説明書7-3~4 参照]
  • X・Y軸駆動部分が汚れている。[取扱い説明書7-2 参照]
  • 材料の高さ調整が適正でない。[取扱い説明書9-10~11 参照]またはレーザー加工できる材料ではない。
  • 集塵機能低下による煙などの影響。集塵機フィルター類の交換。吸排気ダクトに損傷等が無いか確認。排気ブロワ―吸排気口にあるネットを清掃。
  • エアーアシストの調整が適正でない。エアー量、吹き付け高さ位置等を調整して下さい。
  • レーザー発振器温度が適正でない。5℃~35℃以内になる様に室温を冷却、または暖気する。冷却ファンフィルターを清掃する。[取扱い説明書7-5 参照]
  • 加工スピードが速すぎる。加工スピードを下げて加工してみる。
  • 上記を行っても改善しない場合は、発振器出力低下が考えられます。技術課へ連絡して下さい。

H)Z軸テーブルが昇降しない。

対処方法

  • Z軸数値認識異常。[取扱い説明書8-11(9-10~11) 参照]
  • ハニカムテーブル、またはロータリーオプションが正しく装着されていない。据付状態を確認する。ロータリーオプションは接続コネクター部分も確認する。
  • Z軸昇降シャフトがよごれている。Z軸シャフトを清掃する。
  • Z軸アライメントが狂っている。
    加工テーブル四隅で高さを測定し、誤差が7mm以上ある場合は修理が必要です。
  • 上記を行っても改善しない場合は、故障が考えられます。技術課へ連絡して下さい。