レーザー加工機のレーザー発振器は気温に影響を受けます
今年は特に暑い日が続いていますが、レーザー発振器の
不調と思われるレーザー加工機ユーザー様からのお問い合わせを毎日いただいております。
レーザー発振器はレーザー加工機のエンジンともいえる部品ですが、
経年でパワーが落ちてくる特性はご存知でしょうが、
意外と知られていないのが、外気温に敏感である部品ということです
(おおよそ10~30℃の環境で本来の性能を発揮します)。
経年での消耗に加え、温度上昇が重なると「同じ設定で同じ加工ができない」
というような現象が発生するようになります。
レーザー加工機が不調の場合のチェックリスト
Q:設置環境の外気温が高過ぎませんか?
A:外気温を下げることで幾分解消されることもあります。
Q:発振器の排気ファンのフィルター(スポンジ)の目詰まりはないですか?
A:発振器自体の熱を排出するファンから効率良く排気ができないと熱がこもり、
本来の性能を発揮できません。
Q:レンズやミラーは適宜クリーニングされていますか?
A:発振器のパワーダウンと思いきや、「実はレンズやミラーが汚れていただけだった」というケースはよくあります。
それでも改善しない場合は、経年劣化で発振器修理が必要な状態に陥っている可能性があります。
修理や保証は封印の関係でメーカー作業となり、通常約1ヶ月間の期間を要しますが、
弊社に修理をご依頼いただいたお客様向けには代替発振器を無償で貸出するサービスを行っております。
お客様の作業停止時間を極力少なくするために弊社でできる協力は惜しみません。
お気軽にご相談ください。