レーザー加工コンテスト”L-1” WEST 出展作品のご紹介

レーザー加工機によるレーザー加工コンテスト”L-1” WEST全作品をご紹介させていただきます。

エントリーNo.1 有限会社 西永工業様(愛媛県松山市)
『北斎 神奈川沖浪裏』

葛飾北斎の浮世絵代表作が、レーザー加工により立体的インテリアとなって生まれ変わっています。

西永工業さんの凝っているところは、金属加工用レーザーでの作品と、ユニバーサルレーザーでの木工作品を併せて出展され対比させているところにあります。木製加工作品のレベルが金属のそれと見事なコントラストとなっており、すでに西永工業さんの木工品加工が相当なレベルに達しているのが明らかです。

“もうひとつの”出展品もご覧ください。何と網目状に(彫刻ではなく)木製板が切り抜かれています。

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優勝争いに加わってもまったくおかしくない有限会社 西永工業様の作品は、今回惜しくも僅差の4位でした。

エントリーNo.2 彫刻のヒラオ様(愛知県名古屋市)
『30t 40t アクリル切り文字』
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複数のメーカーのレーザー加工機の中からセレクトされた、 ユニバーサルレーザー社のレーザー加工機PLS(120W)を
使用して切断された厚さ30mmおよび40mmのアクリル切り文字が代表作品です。
その切れ味はまさに”伝家の宝刀”。溶けは一切見られません。しかも1日中の30mmカットでもビクともしない精度とタフネスぶりに、とても高い評価をいただいております(120W 空冷)。ご来場のお客様に、切断精度の”臨界点”を強烈に見せつけました。

複数出展品の”トリケラトプス”にもご注目ください。

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2つのトリケラトプスに全く同じアクリルを使用されていますが、1つに切断面を塗装することにより全く別モノのようになったその対比を写真でご覧いただけます。

シンプルな技で十分すぎる”凄み”を魅せていただけた彫刻のヒラオさんは、やはり偉大な職人でした。

エントリーNo.3 富士ダンボール工業株式会社様(香川県東かがわ市)
『hacomo box 金魚 / 城』
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入賞速報でもご紹介いたしましたが、3位となりました。
これは”作品”ではなく”商品”です。

幅も高さも10cmに満たない立体的なダンボールアートのインテリアが醸(かも)し出す雰囲気は何ともファンタジー。
ダンボールメーカーさんなのにダンボールでないような仕上がりです。生産が追い付かないというのもうなずけます。複数出展品の『蜂』もお見事。

ご入賞おめでとうございます。

エントリーNo.4 岸和田興業有限会社 五大屋様(大阪府岸和田市)
『泉州から発信!!! 岸和田ならではの贈り物』

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木目調やスリガラス調などのアクリルを使用し、だんじり祭りの象徴である地車の写真を施したアニバーサリーなライティングパネルです。

彫刻の深さの度合いが絶妙で、LED光がその度合いに比例した鮮明さで輝くところに隠しエッセンスが効いています。

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エントリーNo.5 UESレーザー彫刻工房 東急ハンズ渋谷店 店長 田辺一真(東京都渋谷区)

『アクリル戦車 エイブラハム』

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アクリル板のみで成形され、接着剤や接着テープは一切使用されていないモデルです。「色が塗ってあれば上位争い」の声もありました。
何と砲塔は360°回転し、主砲は上下動。転輪とキャタピラーも回ります。
ユー・イー・エススタッフということもあり、特別出展で投票の対象外でしたが、十分に溜飲を下げてくれた作品でした。

以上、エントリー5作品+αをご案内させていただきました。

次回も引き続き全作品をご案内いたします。

展示会実行委員会